清盛弁財天の戒め


清盛がまだ安芸守だったころ、時の帝鳥羽院から高野山の修理を命じられた。清盛は高野山の奥の院で不思議な老僧に出会う。

老僧曰く、「荒廃した安芸の厳島神社を修復せよ。ならば貴殿の官位昇進はかなうであろう。」

清盛は言われるまま修理に取り掛かった。修復が完了した夜、また奇怪なことが起こる。回廊の前の海が俄かに騒ぎ出し、波が逆巻き、波の下から美しい弁財天が姿を現した。

弁財天は、「汝はこの剣で天下を鎮め朝廷の守りとなれ。しかし、悪業ならぬ。」といって姿をくらました。

清盛はそれ以来破竹の出世をし、天下平定の夢がかなえられた。しかし弁財天の戒めは守らなかった。


参照:沼町地車新調記念誌






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